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自然を相手の農業、旧来その自然を「五風十雨」と評し、その恵みを願う心のよりどころとしての山がある。 英彦山も多くの厚い信仰を集めた山で、歴史と由緒はつとに高名で改めて説明は無用と思う。百姓の端くれとして私も良くお願いに伺う山である。但し、当方は自らが挑む厳しい修行なるものには耐え難い軟弱な精神構造で、修験道の山にはいささか不向きである。 幸いにも英彦山は神仏混合の山であったとも言われ、当方は優しい仏様に救いを求めるのである。 もっとも時々は「神様仏様・・」と都合の良いことばかり口にする節操の無さは信心が足りぬとお叱りを受け、貧乏神が共に暮らしてくれているようである。 今年から7軒の農家から農地約4町歩、現代風には4ヘクタールを預かり水稲を中心した農業に取り組むことになり、1月30日(水)、妻の休みに合わせ豊かな水の恵みを祈願に伺う。ザックの隅にアイゼンを忍ばせ、密かに冬の山としての期待をしての山行である。高速道路を利用して登山口まで2時間の行程も手頃で嬉しい。 別所の駐車場から正面登山口の石段を登り奉幣殿へ、祈願をして山頂を目指す。途中から密かに期待した雪が残りアイゼンを装着する。頂上近くの木々には霧氷が白く輝き期待通りの景色に感動である。上宮の参拝後南岳へ、振り返る中岳の景色も格別である。 十分堪能して大南神社、樹齢1200年の鬼杉、玉屋神社をそれぞれ参拝し奉幣殿へ戻る。 本旨である豊かな水の恵みを祈願して「英彦山がらがら」をもとめて帰路についたのは申すまでも有りません。 |
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